
東洋防蝕工業株式会社

船舶塗装
船を守る塗装、未来へつなぐ技術
船舶塗装は、海上で使用される船舶を長期間安全に保つために欠かせない工程です。まず、塗装は金属部分を覆い、 海水や湿気による腐食を防ぐ役割を果たします。これにより、船体の耐久性を高め、船の寿命を延ばすことが可能です。また、塗装は単に防護だけでなく、外観を美しく維持する点でも重要です。特に貨物船や旅客船では、清潔感のある見た目が信頼やイメージアップにつながります。さらに、特殊な塗料を使用することで、燃費効率の向上や環境負荷の軽減といった効果も期待できます。船舶塗装は船を守るだけでなく、その性能を最大限に引き出す重要な投資です。

施工実績
61,000t バルクキャリアー
18,000t コンテナ船
6,500t フェリー
48,000t プロダクトタンカー
18,000t 石油運搬船
3,400t 石灰石運搬船 ほか
9,100t ケミカルタンカー
15,000t 自動車運搬船
がれき類
船舶塗装(新造船・修繕船)
船舶塗装は、新造船や修繕船において、船体を海洋環境から守る最も重要な工程の一つです。当社では、貝類や海藻類の付着防止、腐食対策を目的とした高品質な塗装を提供します。最新の技術を駆使し、美観と耐久性 を兼ね備えた仕上がりを実現します。
タンク内特殊塗装・一般塗装工事
タンク内部は、液体や化学物質が直接触れるため、特殊な塗装が必要です。当社では、用途に応じた耐薬品性や防錆性に優れた塗装を行い、安全かつ効率的なタンク運用をサポートします。また、一般塗装工事も承り、幅広いニーズに対応しています。
サンドブラスト工事
塗装前の表面処理として欠かせないサンドブラスト工事では、錆や旧塗膜を完全に除去し、塗装の密着性を向上させます。当社の技術は、均一で高品質な仕上がりを保証し、塗装の長寿命化を実現します。
プロダクトタンクコーティング工事
プロダクトタンクは、製品や化学物質を安全に貯蔵するための重要な設備です。当社では、プロダクトタンクの内容物に応じたコーティングを提供し、耐久性と衛生面を確保します。高度な技術と材料を使用し、信頼性の高い施工をお約束します。

船底塗装の流れ
船底塗装は、船舶の性能を維持し、海洋環境に配慮しながら長寿命を実現するための重要な工程です。当社では、信頼の技術と経験に基づき、以下の流れで船底塗装を行います。
STEP
01
船舶の状態確認と計画策定
まず、船体の現状を詳しく確認し、必要な作業内容や塗装種類を決定します。
-
錆びや汚れの状況
-
既存の塗装層の 劣化具合
-
船舶の運用条件や目的に合った塗料選定
STEP
02
表面処理(サンドブラスト工事)
塗料の密着性を高めるため、徹底した表面処理を行います。
-
高圧の砂や研磨材を用いて、錆や古い塗膜を完全に除去。
-
金属表面を滑らかで均一な状態に整えることで、次の工程の塗料がしっかりと密着します。
STEP
03
下地塗装(プライマー塗布)
防錆効果を高めるため、赤褐色の亜酸化銅を含む下地塗料を塗布します。
-
亜酸化銅には水棲生物を寄せ付けない効果があり、船底の保護に最適。
-
塗膜のムラを防ぎ、均一で滑らかな仕上がりを追求します。
STEP
04
中塗り・上塗り(仕上げ塗装)
目的に応じた船底専用塗料を重ね塗りし、耐久性と効果を最大限に引き出します。
-
中塗り:塗装の厚みを持たせ、耐候性・耐摩耗性を向上。
-
上塗り:仕上げとして滑らかな表面を実現し、水中での摩擦抵抗を軽減。
STEP
05
最終確認と仕上げ
塗装後、仕上がりを細部までチェックし、均一性や耐久性を確保します。
-
船底全体の塗膜状態を目視と機器で確認。
-
必要に応じてタッチアップを実施し、最高品質の仕上がりを保証します。
船底塗装のメリット
01
船舶の推進力向上
滑らかな塗装により水中での抵抗を軽減し、燃費効率がアップします。
02
水棲生物の付着防止
亜酸化銅の効果で貝や藻の付着を抑え、メンテナンスコストを削減。
03
船体寿命の延長
塗膜が錆や腐食から金属を守り、長期的な耐久性を実現。